みんなで大根踊り? 東京農業大学のユニークな学び

東京農業大学をテーマにした横長サムネイル。背景は柔らかな緑とオレンジのグラデーション。中央に大きな大根を持って笑顔の学生のイラストが描かれ、「東京農大のユニークな学び」という文字がバランスよく配置された温かみのあるデザイン。 大学紹介

東京農大(農大)は「実学主義」で知られ、教室で学んだことをすぐキャンパスの農場や実験施設で試します。例えば厚木キャンパスのコンセプトは「理論と実践の一体化」。最新の実験施設や農場を使い、農学の学びをまるごと体験できます。四季ごとに種まきや収穫を行う「農業実習」は1年次からの必修科目で、温室・圃場・加工施設だけでなく、伊勢原農場や富士農場など広大なフィールドで実習します。これにより、農学部生は知識や技術だけでなく、社会で必要な力や「農のこころ」を身につけます。

  • 農学部(厚木キャンパス) – 1年目から一年間かけて農作業を体験する「農業実習」が充実。畑や温室で野菜や果物を育て、学内の加工所で加工・販売まで実践。
  • 動物科学科の実験施設では馬や犬を飼育し、動物の生体教育やセラピー活動にも挑戦。
  • 植物・昆虫・家畜を扱う生物資源開発学科や、機能を活かしたモノづくりを学ぶデザイン農学科など、多彩な学科で学びます。

学生の雰囲気

東京農大の学生は、まじめで素朴、自然体な人が多いと言われます。目的を持って入学する人が多く、落ち着いた雰囲気ながらも、学びや実習には積極的。

大学のモットーは「実学主義」。座学よりも体験・フィールドワーク重視で、研究や実習を通して学ぶスタイルです。

キャンパスはのんびりしていて人付き合いも穏やか。個でも集団でも過ごしやすく、サークルや収穫祭なども活発。

一方で、自分から動けるタイプの方が伸びやすく、「やりたいことが明確な人」に向いている大学といえます。

名物「大根踊り」って?

東京農業大学には、「青山ほとり」という応援歌があります。1923年(大正12年)に学生の市山正輝さんが作ったもので、今もずっと歌い継がれています。

この曲に合わせて、応援団が葉付きの大根を両手に持って踊るのが、あの有名な「大根踊り」。左右に足を蹴り出しながら大根を振るという、元気いっぱいのパフォーマンスです。

箱根駅伝などのスポーツ応援はもちろん、学園祭や卒業生の結婚式でも披露されることがあり、農大らしいユーモアと伝統を感じさせる名物となっています。

応用生物科学部(世田谷キャンパス) – 科学×生物で食・環境を探究

応用生物科学部では、生物学と化学を融合させた最先端の教育が受けられます。理論から応用まで系統的に学ぶカリキュラムが組まれ、最新の分析機器や実験施設がそろっているため、有機化学・生物化学・微生物学などで多彩な実験・実習が可能です。学生と教員が連携して研究に取り組むことで、知識や技術をしっかり自分のものにできます。

  • 実践的な実験・実習 – 教室だけでなくラボや加工センターで、食品やバイオ素材の加工技術を学びます。学部共通の「食品加工技術センター」では、本格的な食品製造実習を行い、食品加工技術の研究にも取り組んでいます。
  • 多彩な学科 – 発酵食品(醸造科学科)や食品安全(食品安全健康学科)、管理栄養士コース(栄養科学科)など、食と健康・環境を科学する学科が揃います。伝統的な醸造や最新の遺伝子解析など、未来につながる研究テーマに挑戦します。

地域環境科学部(世田谷キャンパス) – 地域と地球をつなぐ学び

地域環境科学部は「Think globally, Act locally」をモットーに、地域の課題解決から地球環境保全まで学びます。森林・河川・都市空間など、身近な環境と人間社会の関係を総合的に学びます。森林総合科学科や造園科学科では里山の保全や公園・緑地づくりを学び、生産環境工学科では環境にやさしい農業・土木技術を学びます。地域創成科学科では、地域の伝統文化と最新技術を組み合わせたまちづくりを実践的に学びます。都会近郊の奥多摩演習林では森林の生態系や林業技術を体感的に学習でき、伐採した木材がキャンパス施設に活用されるなど実践の機会が豊富です。

  • 身近な自然が教室 – 奥多摩演習林など豊かな自然環境で、森林のしくみや生物多様性を学びます。
  • 環境デザインの視点 – 都市の緑地、公園から里山の再生まで、「快適で持続可能な環境」をつくる技術を学びます。造園科学科では緑地・景観づくり、地域創成科学科では地域活性化のデザインを学びます。
  • 地域づくりと工学 – 生産環境工学科では省エネルギー農機や用水排水システムの開発など、環境工学の観点から農業を支える技術を学びます。

東京農業大学 YOSAKOIソーラン同好会「百笑(ひゃくしょう)」

東京農業大学の名物サークルの一つが、YOSAKOIソーラン同好会「百笑」
その名の通り「百の笑いを届ける」をモットーに活動しているダンス系サークルです。

特徴

  • 学園祭や全国の祭りに出演:収穫祭をはじめ、YOSAKOIソーラン祭りや横浜よさこいなどに参加。農大らしく“大根踊り”などユーモラスな演出が人気。
  • 初心者歓迎の明るい雰囲気:ダンス未経験者も多く、仲間と楽しみながら成長できるスタイル。
  • 練習と費用:週2回(水・土)活動、会費は半年5,000円程度と参加しやすい設定。

魅力

農大の“元気・笑顔・収穫祭”文化を象徴する存在。
体を動かしつつイベントで盛り上がりたい学生にぴったりのサークルです。

北海道オホーツクキャンパス(生物産業学部) – 大自然で生物産業を体験

北国・オホーツクの広大な大地がキャンパス。網走市にあるオホーツクキャンパスでは、1989年の開設以来「人物を畑に還す」という実学精神を北海道の自然の中で体現しています。ここでは北東部の大規模畑作や酪農が行われる畑で、畑作農業や野生動物の生態を学ぶ「北方圏農学科」、オホーツク海・湖沼で水産・海洋生物を学ぶ「海洋水産学科」、食品や化粧品の原料となる生物資源の特性を探る「食香粧化学科」、自然体験学習で地域活性を考える「自然資源経営学科」があります。豊かな自然をフィールドにして、網走寒冷地農場やオホーツク臨海研究センター、食品加工センターなど実験施設をフル活用し、加工・保存技術や環境保全技術、経営手法まで実践的に学びます。

  • 「北方圏農学科」 – 広大な畑で大規模な農作物栽培や家畜飼育を学び、地元・世界の食料生産を支える技術を習得します。
  • 「海洋水産学科」 – オホーツク海や沿岸の湖沼で稀少な水生生物を調査し、海洋資源と環境の関わりをフィールドワークで学びます。
  • 実習中心の学び – 網走寒冷地農場や研究施設で、季節ごとの農作業・漁業体験を通して技術を身につけます。加工食品の実験や経営戦略の学習も含め、即戦力となる実践力を養います。

学生生活・イベント – 収穫祭やサークルも農大らしい

農大生は学びだけでなくイベントや部活動もユニークです。毎年秋には世田谷・厚木・オホーツクの各キャンパスで「収穫祭」が開かれ、学生や地域住民が収穫した農産物や手作りグルメを販売したり、伝統の大根踊りを披露したりします。このほか馬術部やワイン研究会、ワンちゃんサークルなど、食・農・自然に関連したクラブも多彩。学んだことを仲間と実践しながら、充実した学生生活を送ることができます。

上述のように東京農大は、座学だけでなく実習・フィールドワーク中心の教育が徹底されているのが大きな特徴です。多様な学科・研究が揃い、食・農・環境・生命・地域など身近なテーマにグローバルな視点で挑むことで、学校選びの視野がぐんと広がります。

参考資料: 東京農業大学公式ウェブサイトnodai.ac.jp など。

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